院長挨拶

院長 深井光浩

赤穂仁泉病院は、兵庫県西播磨地区から岡山県東部にかけての広い地域に密着した精神医療を展開し、2013年に創立50周年を迎えました。
近年では、グループホームや地域活動支援センターといった施設を整備。デイケア活動の活性化を図りながら、 遠方の方や高齢で車の運転ができない方のために、兵庫県たつの市、佐用町や岡山県備前市、和気町まで訪問看護も行っています。 発達障害を中心とした若年の患者様も増えてきていることから、外来医療にも力を入れています。

特に当院では、入院から退院、そして社会復帰を目指したリハビリテーションまで一貫してサポートしています。
精神科医療は、単に症状が緩和されて退院されても、それで終わりではありません。 その後、病気を再発させないこと、社会生活を送れるように自立を支援することが重要です。
そのために退院後も訪問看護を行い、デイケアやSSTの活動、就労訓練など、患者様のステージに合わせたサポートや支援プログラムを用意しています。
従来の医療の考え方を福祉的なアプローチまで広げて、患者様が世間で食べていけるよう応援する体制を作ることが大切なのです。

私たちは、地域社会から求められる病院として、患者様一人ひとりにじっくりと向き合った医療と支援を心がけています。
入院治療から退院へ、そしてリハビリテーションから就労を中心とした社会復帰へ。
最近では、福祉就労だけでなく一般就労のための訓練にも力を入れるため、2015年に就労支援センター「SORA」を創設しました。 患者様のリカバリープロセスの充実はもちろん、就労の実績も着実に増えてきています。

また年々、外来患者様は増加しており、現在は月3,000件以上になりました。 当院は統合失調症やうつ病の患者様はもとより、発達障害や認知症などさまざまな患者様を診ることができます。 さらに2015年7月からは、治療抵抗性統合失調症の治療薬「クロザリル」を薬局に備え、 岡山精神医療センターや大阪医科大学でクロザリルを導入された患者様を迎え入れるようになりました。

今後も病院の豊富な医療資源と長年培ってきた精神科医療の専門性を生かし、医療法人でできる精神福祉も極めていきたいと思っております。
そして地域医療にも献身的に貢献できるよう、患者様一人ひとりに寄り添いながら、 より質の高い治療、看護、福祉、就労支援を提供できるようスタッフ一同邁進してまいります。